はい、今夜まもなくリリースされるMONDO(モンド)のオルタナティブポスター情報です。
その前に、現在予約受付中のTyler Stout氏による2023年のルナカレンダーを紹介しておきましょう。
毎年恒例の同氏のルナカレンダーは月の満ち欠けを描いたカレンダーパートと、切り離して飾ることもできるアートパートが同居したユニークなミニポスターです。
毎年異なるアプローチのアートが楽しめることで知られていますが、今年のモチーフは『ブレード・ランナー』。伝説となっている2008年のMONDOポスターから14年ぶりに同作の世界を描いています。
(同氏はステッカーやミニプリント用に『ブレード・ランナー』のキャラクターやメカを描いてはいますが、ここまで密度の濃いものは制作していませんでした)
先週月曜日から受注スタートしたルナ・カレンダーですが、バリアントは既に売り切れ、レギュラーもまもなく終了です。
このブログを見ている方は既に注文していると思いますが、気になる方はお早めに。
さて、今夜はBLACK DRAGON PRESSとのコラボレーション第33弾。
1955年のインド映画『大地のうた』です。
毎度作品のセレクトが渋い、BLACK DRAGON PRESSとのコラボですが、アート系の作品もしっかり版権取ってリリースすることの意味を考えさせられますね。
いまやMONDOは大企業のブランドのひとつとなりましたが、これからもこのコラボは継続してほしいものです。
<情報元>
Black Dragon Press x Mondo #33: PATHER PANCHALI by Anne Benjamin (On-Sale Info)
Anne Benjamin氏による『大地のうた』
サタジット・レイ監督作による、『オプー三部作』の第1作です。
娯楽志向のインド映画とは対局に位置する静かな作品ですが、約70年前に作られたとは思えない、人の営みの普遍性を感じさせる良い映画です。
オルタナティブポスターのデザインを手がけたのはAnne Benjamin氏。
素朴な中にも力強さを感じさせるアートです。
レギュラー、バリアントともにエディション数が少なめです。
原価を考えると完売しても大儲けという枚数ではないため、文化事業的側面があるリリースですね。
気になる方はお早めに……。
それでは~。
テキサス州のアートハウス・MONDO(モンド)について
アートハウスMONDOの作品について知りたい方はこちらの本がおすすめです。
言語と日本語版の比較記事を書いていますので、よろしければご覧ください。
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