今日も発売直前のMONDO(モンド)リリース情報でございます。
仕事とPS5でドライアイが加速中なので、今日はコンパクトに……。
今夜リリースされるアートポスターのモチーフはロックミュージシャン、フランク・ザッパ氏のドキュメンタリー『ZAPPA』です。
※フランク・ザッパ氏のことをロックミュージシャンとひと括りにするのはちょっと言葉足らずなんですが、同氏の音楽性はアルバム、時代ごとに変幻自在であり、語ると長くなるためここでは割愛します。
自分的には前衛的なプログレやサイケデリック系の音楽を奏でる楽しいおじさんでした。
フランク・ザッパ氏の生誕80年のタイミングでリリースされるドキュメンタリーを手がけたのはアレックス・ウインター監督。
ビルとテッドシリーズのビルといえばお分かりでしょうか。
(まもなくシリーズ最新作『ビルとテッドの時空旅行』が日本公開ですね)
ウインター監督は俳優よりもドキュメンタリーを中心とした監督業が本業なのですが、その最新作が『ZAPPA』なのです。
フランク・ザッパ氏の家族、関係者のインタビューはもちろん、ザッパ氏の個人的アーカイヴから1000時間かけて発掘した素材の数々を元に制作された『ZAPPA』。
ウインター監督の”ザッパ愛”の塊のような作品の配信リリースに合わせ、MONDOが制作したアートポスターがこちらです。
※『ZAPPA』は11月27日から北米で劇場公開と配信スタートです。
(情報元)
Two New ZAPPA Poster Prints Headed for The Drop
アートディレクションを手がけたのは、MONDOのクリエイティブディレクターあり、なおかつ共同設立者でもあるRob Jones氏です。
Rob Jones氏が直々にポスターを手がけることは珍しく、ここにもザッパ氏への愛を感じますね。
さて、ザッパ氏は古いモンスター映画やSCI-FI物、怪獣映画の愛好家として知られていました。
どれくらい好きかというとヘドラをアルバムのジャケットに使うくらいです。
(当然、東宝の許諾なし)
今回、アレックス・ウインター監督はザッパ氏が愛したモンスター映画へのリスペクトを込めて、活版印刷によるポスターを制作しました。
ここポスターの制作に使われている素材(活版印刷用金属版)はALAMO DRAFT HOUSEが所有するアーカイブ THE PRESS ROOMのものです。
ネブラスカ州オハマで保存されていた映画広告の金属版60000枚をテキサス州に持ち帰り、印刷技術とともに後世に残す、文化事業と言えるアーカイブです。
このアーカイヴからウインター監督は40000枚の金属版をチェックし、ザッパ氏が愛した作品を選び抜いてコラージュしています。
(作品名書き出すと話が広がるので省略……)
主に新聞広告用に作られたもので様々なサイズの金属板があり、作品を絞り込んだ上でコラージュしているわけですが、配置を整えるためのセレクトにかなりの手間暇がかかってそうです。
50年以上前に作られた活版印刷用金属版に、当時は不可能だったグラデーションによるサイケデリック感が加わり、懐かしいのに新しいものになっています。
また頼まれてもいないのに、長い文章を書いてしまいました……。
しかも発売直前の深夜にアップして、欲しくなっても多分売り切れているという……(笑)。
まぁ、このブログは個人的防備録なのでご容赦ください。
ALAMO DRAFT HOUSE関連では、来週から2000枚に及ぶ蔵出しのMONDOアートポスターのオークションがスタートしますが、その辺は次回書きます。
それでは~。
紹介したアートポスターは日本時間21日の午前2時リリースです。
MONDOのオフィシャルサイトはこちらから。
面白い音楽です。
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