はい、今夜のMONDO(モンド)のリリース情報です。
もう2月ですねぇ……。
本業でやること山積みなのですが、MONDOの映画アートポスターのリリース情報だけはサボらないで行きたいと思っております。
ところで、京橋の国立映画アーカイブにて開催中の企画展『MONDO 映画ポスターアートの最前線』でALAMO DRAFT HOUSE(アラモ ドラフトハウス)を知った方の中には、同社を小さな映画館と思った方も多いようです。
1997年に設立されたALAMO DRAFT HOUSEは北米に36店舗を構える中堅のシネコンチェーンです。
北米シネコン業界トップのAMCシアターズは約1000店舗、2位のリーガル シネマズは約500店舗と比べると事業規模は小さいものの、独自の経営姿勢を持った会社です。
以前、ALAMO DRAFT HOUSEについて簡単に紹介したものがありますので、よろしければご覧ください。
『MONDO 映画ポスターアートの最前線』にはTyler Stout氏の『Remember the Alamo』という作品が飾られていますが、これはALAMO DRAFT HOUSEの宣伝をコンセプトにしたポスターです。
新旧の様々な映画のモチーフを玩具箱のように広げて、ALAMO DRAFT HOUSEひいては映画館の楽しさを思い出してね!ということですね。
by Tyler Stout
36″ x 24″
by Tyler Stout
36″ x 24″
<引用元>tstout.com
このポスターには2バージョンありますが、RITZとDOWNTOWNはお店(シネコン)の支店名。
若干異なるデザインなのも楽しいですね。
このように、ALAMO DRAFT HOUSEの映画愛あってこそのMONDOだと、自分は考えています。
これを語り出すと長くなるのはこの辺で……(笑)。
さてさて、今夜は2種のオルタナティブポスターがリリースです。
<情報元>
ALIEN 3 by Ronald Wimberly and BUFFY THE VAMPIRE SLAYER: HUSH by Sara Deck (On-Sale Info)
Ronald Wimberly氏による『エイリアン3』
1992年に公開された際は叩かれまくった『エイリアン3』。
みんな大好きデヴィッド・フィンチャー監督のデビュー作ですね。
ワンコエイリアンがキュートでした。
今夜リリースのオルタナティブポスターはイラストレーターのRonald Wimberly氏が手掛けています。
ALIEN 3
by Ronald Wimberly
24″ x 36″
120枚
5月発送
日本への発送不可
US$55
※Mondoにて、日本時間4日午前2時リリース
サーモグラフィー的なタッチで、映画本編のラストシーンを描いたユニークな作品です。
チェストバスターではなく、エイリアンがリプリーの体から覗いており、
印刷ではどのような表現となるか興味深いですね。
Sara Deck氏による『バフィー〜恋する十字架〜 / 静けさ』
1997年から2003年にかけて制作されたテレビドラマ『バフィー 〜恋する十字架〜』はサラ・ミシェル・ゲラー氏をスターダムに押し上げた作品です。
(その昔、テレビドラマの礎となる映画が作られ、渋谷パンテオンで開催されたファンタスティク映画祭で観たのも良い思い出です……)
同作の中でも評価が高い、第4シーズン10話『静けさ』が今回のモチーフです。
『ザ・ジェントルマン』と呼ばれる怪物が街に訪れ、住人の声と命を奪っていく。
彼らに立ち向かう主人公(バフィー)たちが取った行動とは……というお話です。
本編44分のうち、セリフがあるシーンは17分足らず。
脚本と演出を担当したJoss Whedon氏(後に『アベンジャーズ』を撮り、『ジャスティス・リーグ』における振る舞いでバッシングされた監督です)の手腕は高く評価されました。
BUFFY THE VAMPIRE SLAYER: HUSH
by Sara Deck
24″ x 36″
175枚
4月発送
日本への発送不可
US$50
※Mondoにて、日本時間4日午前2時リリース
『ザ・ジェントルマン』を大きく扱った幻想的なムードの作品です。
手掛けたSara Deck氏は2020年に『バフィー 〜恋する十字架〜』のアートポスターを手掛けています。
ファンの方なら揃えて飾りたいのではないでしょうか。
BUFFY THE VAMPIRE SLAYER: Prophecy Girl Regular
by Sara Deck
24″ x 36″
175枚
なお、今夜リリースされる2種のポスターはFOX版権のため、日本への発送は不可です……。
狙っている方は個人輸入の手段を確保してから、リリースに臨むのがお勧めです。
それでは~。
MONDOのオフィシャルサイトはこちらから。
テキサス州のアートハウス・MONDO(モンド)について
アートハウスMONDOの作品について知りたい方はこちらの本がおすすめです。
言語と日本語版の比較記事を書いていますので、よろしければご覧ください。
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