MONDO リリース情報 | 映画『地獄の黙示録』復刻ポスターリリース

映画アートポスター情報

はい、今夜のMONDO(モンド)のリリース情報です。
いつもの映画アートポスターではなく、1979年に発表された『地獄の黙示録』のオリジナルワンシートの復刻版がリリースされます。
こりゃまた戦争になりそうですな……。

<情報元>
APOCALYPSE NOW by Bob Peak (On Sale Info)

映画『地獄の黙示録』オリジナルポスターがスクリーンプリント化

『地獄の黙示録』
APOCALYPSE NOW
by Bob Peak
Screenprint Production by Jason Edmiston, Jon Smith, and Shane Mahn

24″x36″ , 425部
5月5日までに発送(送料US$15.81)
US$100
Mondoにて、日本時間30日午前1時リリース

Bob Peak氏が手がけた『地獄の黙示録』のアートワークはクレジット部分の違いやトリミング、言語の違いで数多くのバリエーションが存在しています。
今回復刻されるのはアメリカ初公開時のワンシートポスター。
こちらです。

『地獄の黙示録』オリジナルワンシート
APOCALYPSE NOW Original Onesheet

ebayより

クレジット部分(左下)にMONDOと権利元のクレジットが足された以外は同じほぼデザインです。
(クレジット最下部が若干異なるようですが、現物見ないとなんともいえませんね)
サイズはワンシートポスターの標準である27×41インチから、アートポスターでよく使われる24×36インチに縮小されています。

何より最大のポイントはアートワークが圧倒的に美麗になっていることでしょう。
当時の印刷技術では埋もれてしまったディティールや、沈んでしまった色をオリジナルアートに忠実に再現しています。
このポスターは9版(色)使用したスクリーン印刷なので、CMYK4版のオフセット印刷であるオリジナルワンシートとは根本的に違うものなのですが、それ以上に色分解の手間がかかっています。

アートワークの色分解に詳しいJason Edmiston氏を中心にした今回のプロジェクトでは、グラフィックデザイナーのShane Mahn氏(MONDOのブランドロゴを作った人)、MONDO所属のデザイナー Jon Smith氏に加え、Bob Peak氏の息子 Matthew Peak氏が参加し、オリジナルアートの正確な再現を目指しています。

カーツ大佐の顔に流れる水滴の瑞々しさ、闇に浮かぶカラフルな照明と水面への反射した光など、オリジナルワンシートからベールを剥がしたような鮮やかな作品です。

100ドルとMONDOのアートポスターでは高額な部類に入りますが、他のアートハウスがリリースしている復刻ポスターと同程度なので高いというわけではありません。
凄まじい競争率になりそうですが、手に入れたいものですねぇ。

MONDOのオフィシャルサイトはこちらから。

おまけ | MONDOのヴァイナルアートワークをまとめた画集がリリース

2013年に映画『ドライヴ』のサントラ盤からスタートしたMONDOのヴァイナルをまとめた画集『The Art of Soundtracks』がリリースされます。
今日からMONDOで予約スタートしており、日本でもamazonで予約可能です。
216ページのハードカバーでサイズは29.85x 29.85cmとLPサイズ。
見開きでジャケットと盤面、ゲートフォールドのアートワークを紹介する内容のようです。

MONDOのヴァイナルは初期の2年はほぼ全て押さえているものの、その後はカバーしきれてないため、所有していないものを見るのが楽しみです。

予約はこちらから
The Art of Soundtracks

おまけ | “映画アートポスター”という語感の悪いキーワードを使うワケ

この投稿の頭でも使っていますが「映画アートポスター」ってキーワード、散々書いてますけど、語感悪いですよね。
仕事でライティングもやるので、ブログ書く度にうーんと思います(笑)。

英語表記だとart printが多いと思いますが、
art print、art poster、screen print、screen poster、alternate poster、alternative movie artとか、呼び名は特に決まってません。
そもそも、この呼称(映画アートポスター)はこのブログを検索エンジンで上位表示させるために決めたキーワードです。なので、どんな呼び方でもいいのですが、日本の人が検索で自然と浮かべやすい言葉の組み合わせにしています。

スクリーンプリントだとpcのスクリーンショット(print screen)みたいで紛らわしいし、
オルタネイトやオルタネイティブみたいに字面はいいけど、ユーザーがオルタネートとか、オルタネーティブと音引きを使っただけで検索で引っかかりにくくなってしまう。
英語以外でもそうですが、カタカナに変換した時点で発音や読み方は曖昧なものになってしまうので、打ちやすいキーワードを推しているわけですね。
以上、誰のためにもならないプチSEO講座でした。

それでは~。

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