暑くなったり、涼しくなったり、まぁなんとも落ち着かない日々ですね。
訃報が相次いでますが、個人的にはチャーリー・ワッツ氏のことが残念でなりません。
細かいことは書きませんが、R.I.P. Charlie.
……さて、今夜のMONDO(モンド)のリリース情報です。
1989年の東宝映画『ゴジラvsビオランテ』、1978年のアニメーション映画『ウォーターシップダウンのうさぎたち』の楽しい2本立てです。
<情報元>
GODZILLA VS. BIOLLANTE by Shan Jiang & Black Dragon Press x Mondo #29: WATERSHIP DOWN by Sam Chivers (On Sale Info)
毎度のことですが、日本語が怪しいオフィシャルポスター『ゴジラvsビオランテ』
迫力のある構図がいいですね!
力強さが漲っています。メタリックバリアントに人気は集中すると思いますが、
映画のトーンを支配している緑色をベースにした、レギュラーも良いですね。
しかし、日本語の処理はどうにかならなかったのでしょうか。
(以下、日本語デザインについて気にしない寛容な方は読み飛ばしてください)
通常、縦組み日本語は右の行から左へ読んでいくものですが、このポスターは逆に組まれています。
おそらく、
・勝った方が人類最大の敵になる
・それはゴジラ細胞から生まれた!
・平成シリーズ第1弾
この3つのキャッチコピーを入れたかったのだと思いますが、日本人には読むには少々厳しい感じですね。
まぁ、日本以外のユーザーにとっては、オリエンタルなムードがあれば読む方向や誤字脱字は気にしないのでしょう。
しかし、最もいただけないのは「ビ」の濁点を取ってしまったことです。
ドイツ語におけるウムラウト記号のように省略もアリ、と考えたのかもしれません。
結果、「ビオランテ」が「ヒオランテ」になってしまいました。
このアートポスターの版権許諾は東宝によるものですが、日本サイドは関わっていないようです。
それはこれまでのゴジラのポスターの数々を見ればわかりますね。
ちなみにShan Jiang氏は昨年『 ゴジラvsデストロイア』を描いていました。
素晴らしいアートだけに勿体ないと思いますが、あくまで個人の感想です。
なんと今回は日本への発送が可能になっていますので、狙っている方はお早めに!
オールイギリスメイド!Sam Chivers氏による『ウォーター・シップダウンのうさぎたち』
イギリスのアートハウス、Black Dragon Pressのとのコラボレーション作品第27弾。
1979年のアニメーション映画『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』はイギリスの作家、リチャード・アダムス氏による小説が原作です。
長らくこの映画の権利はアメリカ人プロデューサーの元にあり、2020年にリチャード・アダムス氏の権利管理団体の元に戻りました。
このアートポスターを手がけたのはイギリスのイラストレーター、Sam Chivers氏。
MONDO初登板です。
さらに印刷はイギリス、バースのWhite Duck Editons。
11色を使ったゴージャスな作品です。
100ドルという金額もイギリスで作って、オースティンまで運ぶことを考えたら高くないのかもしれません。
それにしても、ウサギたちが可愛い!
なお、Black Dragon Pressでも同時発売なので、MONDOで売り切れてもなんとかなりそうな気がします。
それでは、また~。
MONDOのオフィシャルサイトはこちらから。
テキサス州のアートハウス・MONDO(モンド)について
アートハウスMONDOの作品について知りたい方はこちらの本がおすすめです。
言語と日本語版の比較記事を書いていますので、よろしければご覧ください。
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