今回は洋書の紹介です。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のアート本、「Marvel’s Avengers: Age of Ultron
The Art of the Movie Slipcase」。5月12日に北米発売ですが、なぜか5月7日に日本のアマゾンさんから送ってきました。
総336ページのこの本の一部を貼っておきますが、ネタバレにつながる部分があります。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を未見の方はご遠慮いただくか、自己責任でご覧ください。
また説明文でネタバレする可能性もあります。未見の方は文章は飛ばしてご覧ください。
ケースから取り出したハードカバーの表紙にはアベンジャーズ6人(キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ソー、ハルク、ブラック・ウィドー、ホークアイ)が。
このままアートポスターとして販売していただけないでしょうか……。
本書は映画のストーリーに沿ってページ構成されています。
まずはオープニングシークエンスから。
仮の絵コンテ(検討用)で本編ではもっと燃える展開になっています。
続いてアベンジャーズ6人のコスチューム解説です。
今回メインで活躍するアイアンマン マーク43のスケッチや色彩サンプルが多数収録されています。
(上の画像はほんの一部です)
キャプテン・アメリカはコスチュームに加え、新機構のシールドの解説も載っています。
ホークアイとブラック・ウィドーには、決定稿に至る衣装のスケッチと、武器のプロップ画像が。
プロップ画像はかなり貴重ではないでしょうか。
ブラック・ウィドーのこの武器、ほとんど活躍しませんでしたね……。
ウルトロンを生み出す前に、平和維持部隊として実戦投入されていたアイアンレギオン。
アベンジャーズに帯同し、周囲の鎮圧などを行います。
彼らのデザイン画も多数収録されており、「アイアンマン2」のドローンに近いものやアイアンマンから目を除いたようなデザインなど、いくつもの候補があったことが伺えます。
意味深(汗)なイメージボードに続き、アベンジャーズが移動に使用するクインジェットのデザイン、ディテール紹介です。
映画5回見ましたが、アイアンマン マーク43の収納場所はこれを見て知りました。
続いて、ウルトロンのデザインに関する章です。
まずはウルトロン マーク1から。これもほんの一部です。
続いてウルトロンプライムのデザインへ。
本書の中ではかなりのページ数(20ページ近く)を費やして完成形に至る道のりを紹介しています。
コミックで完成されたイメージがあるキャラクターのため、MCU(Marvel Cinematic Universe)にどのように落とし込むか、
決定稿までは試行錯誤連続だったことが伺えます。
新キャラクターであるクイックシルバー、スカーレット・ウィッチについては割愛で……。
続いて、いよいよこちらです!
中盤の見どころのひとつである、ハルクVSアイアンマン マーク44(ハルクバスター)についても、
かなりのボリュームで紹介しています。
予告やチョイ見せクリップで見ることが出来るハルクバスターの登場シークエンスも、イメージボードからほぼ忠実に描かれていることがわかります。
ハルクバスターのデザインも多数収録されており、ファンの期待で上がりまくったハードルを越えるためにここまでやるのか〜と、頭が下がる思いでした。
目まぐるしいカメラワークを魅せる、ハルクVSハルクバスターのアクションと元となる演出プランのラフも見ることができます。
まだまだ続きます。
重要なキャラクターであるヴィジョンにもページを多数割いて紹介しています。
このように「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は様々な新要素や見せ場が詰め込まれており、
ともすれば、混沌としたブロックバスター映画になるところを、破綻なくまとめたスタッフの手腕は本当に凄いと思います。
配色もコミック準拠だけではなく、様々なパターンが検討されたようです。
ここからはクライマックスですが、ちらっとだけ。
これがどのような映像になっているかは、本編を見てのお楽しみです。
そして、個人的にはこれがうれしかったところなのですが、昨年のコミコンで発表されたアベンジャーズ9人のポスターの検討案やラフステッチまで収録されています!
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のアート本、「Marvel’s Avengers: Age of Ultron
The Art of the Movie Slipcase」の紹介でした。
かなり長い投稿となりましたが、これでもほんの一部です。
読むとネタバレになるので未見の方にはオススメしませんが、MCUのファンの方には手に取っていただきたい一冊です!
日本のアマゾンでも発売中です!
↓↓
Marvel’s Avengers: Age of Ultron: The Art of the Movie Slipcase
コメント