はい、久々のMONDOレコードレビューです。
今回紹介するのは今年の夏に北米限定でリリースされたLPレコード、「スタジオジブリ交響曲集」です。
このレコードにはジャケット、カラービニール、帯の色違いで3種類のバリエーションがあります。
その中でも最もレアな”ジャパニーズバリアント”を紹介します。
たまに通常盤(ジャケットのアートワークが「千と千尋の神隠し」もしくは「もののけ姫」、帯が英語)を
ヤフオクで見かけますが、”ジャパニーズバリアント”は見た事がありません。
限定1000枚、コミコンとオンラインショップのみの販売だった為、日本国内ではほとんど出回っていないと思われます。
それではジャケットから紹介しましょう。
ジャケットにしっかりと日本語表記でアルバム名が入っています。
Tyler Stout氏のイラストをシンプルかつ大胆にレイアウトしたのは、MONDOのアートディレクター、Rob Jones氏です。
裏ジャケットにはトラックリストが日本語表記で入っています。
ではビニールを取ってみましょう。
すっごく鮮やかです。
円型に映画の世界観を描写するのはTyler Stour氏の得意なデザインパターンですね。
背景のハウルの動く城はアニメ的かつ緻密に描かれています。
裏ジャケットは「猫の恩返し」。
主人公が背中しか見えません(笑)。
ジャケットを開いた内側には「千と千尋の神隠し」と「もののけ姫」が。
どちらも躍動感にあふれています。
これでアートポスターを作ってほしいものです。
続いてレコード盤です。
全バージョンレコード盤が色違い(6色)と凝りすぎです。
どれもビビッドな色合いで楽しいです。
ピンクはおそらく「ドライブ」のサウンドトラック盤と同じ色なのではないかと…。
レコード盤のレーベルを見てみましょう。
レーベルことのデザインが異なるだけでなく、曲目は日本語!
さすがはジブリお墨付きのレコードです。
と、これだけでもコレクターズアイテムとしてはかなりのものなのですが、
さらに衝撃的なサプライズが…。
それがこちら!
ライナーノーツはTyler Stout氏による、「ホーホケキョ となりの山田くん」!!
これは多分世界初公開だと思います。
ロウブロウアートの巨匠が「山田くん」を描いていること自体がすごいのですが、日本では過小評価されているこの作品の世界観を見事に打ち出しているアートワークになっています。
今、ウチではこれを玄関に飾っています。
意外性に溢れた素晴らしいデザインです。
裏面はすべて日本語表記でとこれまた徹底されています。
全バージョン手に入れましたが、バリアント開けただけでも感激でした。
再プレスはないので、見かけたら即購入をオススメします!
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