【BABYMETAL&IRON MAIDEN】MONDOのブラックフライデーセールと、アートポスターとは全く関係ない音楽の話

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もうすぐあと数時間でMONDO(モンド)のブラックフライデーセール……。
(この投稿書き始めたの2日前でした……)
mondoは久しぶりにアーカイブセールを開催します。
簡単にいうと過去リリースされたポスターのストック分の放出ですね。
この10年でリリースされたものから1200枚販売するようです。
プレミアつけて販売するのか、開始時刻(日本時間午前3時)に全商品並べるのかなど、詳しいことはさっぱりわかりませんが、1枚でも買えたらいいですねぇ。

こんな時にはサーバが近い北米のユーザーが有利なのは当たり前……。
日本からはダメ元で参加するくらいでちょうど良いかと思います。

分けて投稿するのも面倒いので、続けて本日チケットが発売されるライブについて簡単な解説です。

以前からちょいちょいベビメタことBABYMETALのことを書いていますが、
彼女たちのアジアツアーの一環としてフィリピンのマニラでライブを行うことが2週間前に発表されました。
アジアツアーとはいえ、3月22日からスタートするバンコク→クアラルンプール→ジャカルタ→台北を13日間で回る日程とマニラは別。
マニラは5月16日に開催される地元のメタルフェス『PULP SUMMER SLAM XX』への登場となります。

今回、ベビメタが名を連ねたことで注目されていますが、日本での知名度はないに等しい『PULP SUMMER SLAM』。
それをなぜ自分が語っているのかと言えば、現場に数回行っているから(笑)。
そんなに危険ではないですよアピールで書くことにしました。

PULP SUMMER SLAMとは?
2001年から地元のプロモーター、Pulp Live World Productionsが開催するヘヴィメタルを中心としたラインナップのフェス。毎年3~5月頃開催されています。

基本的には1日開催。会場はメトロマニラ(マニラ首都圏)のベッドタウン、ケソン市の野外スタジアム(平たく言うと陸上競技場)、Amoranto Stadiumで行われることが多いです。
※この季節のマニラは夏真っ盛りのため、雨が降ることはほぼありません。

そこに毎回約30,000人の観客が集まるわけですが、オールスタンディングのため、サークルやモッシュが起きると砂埃がスゴい。
ピットにいるのもツライので、青島ビール買ってスタンドでのんびりするのが定番です。
(オフィシャルビールは青島のみ。国民的人気のサンミゲル、レッドホースはありません)
さらに「東南アジア最長公演時間のフェス」を謳うだけあり、昼12時からスタートして、終演は午前0時~2時になることが多いです。

登場するバンドの数は?
毎回約10~15バンドが登場します。
ヘッドライナー・コヘッドライナーとしてアメリカ・ヨーロッパから呼ぶアーチストが3~5バンド程度、残りは東南アジア地域のバンドとローカルのフィリピンのバンドが固めます。
(日本からはCrossfaith、Crystal Lake、Her name in bloodなどが登場しています)

そう、そこまで予算がないんです。
今年は最終ツアー中のスレイヤーをヘッドライナーに組んだところ、その反動で出演バンド数が前年から8バンド減り、アジアのバンドばかりとなりました。

チケットは観客の7割を占める自由席こと後方スタンディング(general admission)が999ペソ(約2000円!)、残りは前方スタンディングのVIP2500ペソ(約5000円)となっており、かなりリーズナブル。
(プレイ時間が)長い! 安い! メタルとラウド系だらけ!と楽しいフェスなのです。

2018年のヘッドライナー、ベヒーモス
通常はスネークピット的なVIP用の場所がありますが、2020年はありません!(プロモーターに確認済み)
みんな大好き、デス・エンジェル
相変わらずバーボン直飲みで歌ってました
ラインナップの割には結構平和でした
地面はビールのコップだらけ
フェス飯。普通にたべれます。300円くらい。あとビールがぬるい
公称30000人ですが、体感では半分くらいかな……

PULP SUMMER SLAM XX
さて、2020年開催は『PULP SUMMER SLAM XX』というタイトルの通り20周年。
過去最高に豪華になりました。
何しろアイアンメイデンがフィリピン初上陸!
今のところアジアツアーはフィリピンと日本だけ!
しかも、Legacy Of The Beast ツアーの一環として、セットも含めた完全なステージを披露!
もうこれだけでニュースです。

さらに新譜をリリースしたばかりのドラゴンフォースが3年ぶりに『PULP SUMMER SLAM』に登場、フィリピン系アメリカンで結成されたデス・エンジェルが第2の故郷マニラに2年ぶりに帰還、バイオレントなイメージで鳴らすミシガン州のヘヴィロックバンドKING810がフィリピン初上陸!と、見所満載。

そこに日本からBabymetalが降臨するとなれば、行かないわけには行きませんよね。
主催者のPulp Live World ProductionsはOne ok rockのマニラ公演のプロモーターでもあり、アミューズ(ベビメタとワンオクが所属)とはパイプがあるようです。
たまたまベビメタの新譜に伴うアジアツアーと重なったゆえの抜擢ですが、アイアンメイデンのフィリピン公演が2年前から水面下で交渉されていたことを考えると、これは偶然ではなく必然と思います(←ファン心理)。

今回はフェス開催20回目で特別公演という位置付けのようです。
いまのところ、発表された5バンド以外に追加される予定はないため、フェスというよりアイアンメイデンのツアー公演フルセット+スペシャルゲストといった内容なると思われます。
MOAアリーナ公演は日をまたぐことはないため、おそらく15時頃スタート、23時すぎに終演ではないでしょうか。

『PULP SUMMER SLAM XX』の開催場所は?
今年は砂埃が舞うAmoranto Stadiumではありません!
場所はニノイ・アキノ空港から約30分(渋滞だと2時間)、マニラ湾を臨む超大型ショッピングモール「Mall Of Asia」の多目的アリーナ、「Mall of asia arena(略してMOAアリーナ)」にて開催です。
KPOPやアメリカ、ヨーロッパから来比する大物がよくプレイする場所です。

「Mall Of Asia」は幕張メッセくらいの大きさを想像してください。
多数のテナントとレストランが揃っているので、近隣のホテルに泊まれば都心部のマカティやBGCまで足を伸ばす必要はありません。
ちなみにMOAアリーナの隣は高級ホテル、コンラッドです。
周辺のビルはコールセンターと投資用のコンドミニアムが立ち並んでいますが、このエリア(埋立地)に住んでいる人はあまりいません。
「Mall Of Asia」や周辺で働く人、ショッピングやコンサートで遊びに来る人のための場所です。
そのため治安は良い方です。
※深夜0時以降は店が閉まるので、行くところはファストフードとコンビニくらいしかありません。

「Mall Of Asia」への移動手段はタクシー、バス、乗合バス(ジプニー)、GRAB(配車サービス)のいずれかです。電車の駅はこの辺りにはありません。
安全性の面から移動はGRABで個人ドライバーを呼ぶのがおすすめです。

Grab(グラブ)って何? 東南アジア旅行に必須!配車アプリの使い方
https://www.travel.co.jp/guide/howto/296/

『PULP SUMMER SLAM XX』のチケット代は?
『PULP SUMMER SLAM XX』のチケット代は例年よりも大幅な値上げとなっています。
・VIPシート12,000ペソ……(約24,000円)
・VIPスタンディング10000ペソ……(約20,000円)
・1階シート8000ペソ……(約16,000円)
・スタンディング(アリーナ後方)……6000ペソ(約12,000円)
・2階シート……3500ペソ(約7,000円)

これもひとえにアイアンメイデンゆえ……。
専用ジャンボで運ぶ機材と、さらにアメリカ、イギリス、日本から呼ぶアーチストのギャラがチケット代に跳ね返ってますが、ファンは全く気にしてないようです(笑)。
11月30日の現地時間12時(日本時間13時)から販売スタート。
SM Tickets
https://smtickets.com/
もしくは
AirAsia Red Tix
https://airasiaredtix.com/
での販売となります。

AirAsia Red Tixは使ったことがないのでわかりませんが、
SM Ticketsで予約したチケットはフィリピン内のSMデパートにあるサービスセンター、もしくはSM系ショッピングモール内のSMシネマのカウンターで発券が必要です。
発券の際には
・予約内容をプリントしたもの
・決済時に使ったクレジットカード
・政府発行のID(外国人はパスポート)

セキュリティが厳しいので上記3つないと絶対に引き換えられないと思った方がいいです。

と、つらつらと書いて来ましたが、Pulp Summer Slam XXの背景や会場、アクセスなどについてでした。
また、折を見て周辺情報などを紹介して行けたらいいなと思っております。
(思うのは自由……)
正直、MONDOよりもこっちでいい席取れるか心配です(汗)。

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